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藤沢 数希

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方

人気ランキング : 1326位
定価 : ¥ 1,680
販売元 : ダイヤモンド社
発売日 : 2006-12-08

価格 商品名
¥ 1,680 なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
彼が本当に言いたいことは

本書の著者のブログはなかなか面白い。
いわゆるブロガーの人達の中にはかなりの文章力を持った人が時々おり、楽しく読ませていただいているが、藤沢氏もそんな一人であった。

ブログを読むと彼は非常にユニークな人生観を持った人物であり、金融以外の様々な事についても彼の独特の考え方が伝わってきて楽しい。

彼は生来シニカルな人なのであろう。
金融あるいは投資に対する彼の考え方も偽善がなくおそらくは正しいのだろうと思う。

外資系金融がなぜ日本で莫大な利益をあげ、一介のサラリーマンが分不相応ともいうべき報酬を得ているか?
それは一般の日本人のほとんどがカモにされているからに他ならない。

彼は立場を明確にせず本書を執筆している。
そのため外資系金融の社員でありながら、ある程度ニュートラルな醒めた視点で書かれており、時折こういったニュアンスが感じられる。

彼の無意識の中での本当の本音はおそらくこうだろう。
「無理な投資などおやめなさい。損しているならなおさらおやめなさい。外資金融に貢ぐだけですよ。」

おそらく、サブタイトルは本書の本質からはずれているように思える。




セミストロング型

 本の内容は分かり易くまとまっていて投資の初期段階には有意義な本だと思いますが、どうしても「ウォール街のランダム・ウォーカー」の要約版のような気がしてなりませんでした。また、著者の主張はあくまで理論の一部分のみを誇張した発言や論理が破綻している箇所も見られました(投資のプロが日夜頑張っているのですべての会社に適正な価格がつき、国民を幸せにできる会社に高い株価がつく…だからプロは世の中の役に立っている。→社会的に良い会社と高い株価は別物では等あげれば色々あります)。更に様々な理論も触れるにはやはり「ランダム・ウォーカー」の様な名著に触れる必要があると感じました。

上げ底

基本的にはブログ内容の焼き直しで、足りないボリューム分は証券アナリストのテキストから丸写しで穴埋めした、という感じです。ブログ本ならブログ本でもいいですが、ちゃんと一冊分貯めるなり、書き下ろしを加えるなどして完成形で出してほしかった。クールな切り口は健在ですが、お得感は今一つ。次回作に期待します。

ファイナンスの教科書としておすすめ!

人気ブログ「金融日記」を書籍化するにあたってふさわしくない部分を大幅に削除し、世に出された本書

ファイナンスの入門編として教科書と呼べるほど価値ある一冊であると思う
というのは、やたらと広範かつ難解なこの手の分野を著者の論理構成力、文章力が見事であるゆえに非常によくまとめられているからである

また本書において各所に散りばめられているウィットに富んだユーモアあふれる筆致は素晴らしい
この点も小難しい箇所をすっと納得させてくれる要因となっているのだろう

さらにいえば、著者自身、某外資系金融機関でクオンツをしていることまで明かしているものの、それ以上の詳細な経歴を公開していない点がむしろ良いのではないかと私は思う
とくに金融関係者が著者の場合、テレビ等のメディアに多く出演されている著名な方はその名前だけで信用してしまいがちであるのに対し、本書の著者は素性がよくわからない分リベラルに本書を評価しやすいからである
そして、本書の内容自体は文句のつけようがない

ただ一つ言わせてもらえば、タイトルが若干あざとい気がしてならない
おそらく著者の提案というより、出版社の意向が大きかったのだろうが、最近は売れた本に追従するネーミングのタイトルをつける傾向が強すぎるように思う

タイトルに疑問を持つものの、内容は非常にしっかりしたものであるから一読の価値は大いにある
むしろ、わかりやすく説明してくれているが、それでも難解な箇所が見受けられるので、少しでもファイナンスの知識を本格的に身につけたい方は本書から入って熟読されると良いのでは!?

とくにファイナンシャル・インテリジェンスが低いにも関わらず、無自覚にハイリスク商品に手を出してしまっている方は本書を読まれて頭を冷やすことを強く薦めたい

新味はないが読みやすい

著者の元々の専門は計算科学、いまは投資銀行でクオンツ(高度な数学を用いて金融上を計量的に解析する手法)の仕事をされているとのことです。

内容は初級?中級向きです。DCFモデル、効率的市場仮説、モダンポートフォリオ理論などを平易な語り口で、辛口のユーモアを交えながら解説しています。著者もご自身で述べているとおり新味はありませんが、理数系特有の明快な語り口のためすらすら読めます。

DCFモデル、効率的市場仮説、モダンポートフォリオ理論などの知識について自信のない人ほどこの本は役に立つでしょう。ある程度の知識がある方は物足りないかもしれません。

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